友を想う詩! 渡し場
友を想う詩! 渡し場
舞台(古里) を求めて
新設:2021-09-01
更新:2023-06-30
新渡戸稲造(1862-1933)は、1912~1913年(大正元~2年)に著書『世渡りの道』と「一高基督教青年会卒業予定者送別会」にて、ドイツ詩人のルートヴィヒ・ウーラント(1787-1862)が1823年に発表した「友を想う詩」/「友情の詩」といわれる「渡し場(Auf der Überfahrt)」を日本に初めて紹介した。

詩「渡し場」の舞台が、独ハイデルベルクではなく、独シュトゥットガルト(Stuttgart)市のホーフェン(Hofen)地区であることがわかったことから、同ホーフェン地区を訪ねたいとの想いを強くした「ウーラント同“窓”会」有志は、2023年5月24日にホーフェンを訪問し、地元郷土史家ヴォルフガング・ツヴィンツ氏ご一家の歓待を受けた。

ツヴィンツ氏は、シュトゥットガルト市の複数の報道機関に報告したことから「日本からホーフェン訪問」との記事が掲載された。なお、2023年は詩「渡し場」誕生から奇しくも2百年に該当していた。

以下、「渡し場」の舞台をめぐって日本で捉えられてきた考え方の推移と2023年5月ホーフェンなどの訪問記録を 新しいページを設けて紹介する。